大学職員の人間関係はどうなのか、気になるひともいるでしょう。
大学職員の人間関係はどうなの?
私自身の経験も踏まえて、大学職員の人間関係について、話していきたいと思います。
体育会系は少ない
個人的なイメージですが、大学職員は、体育会系の方はあまりいないかもしれません。
どちらかというと、おとなしそうなひとが多いイメージです。
なので、あまりガツガツ前へ行くひとは、私が働いていた職場ではいませんでした。
部署ごとに見えない壁がある
そして、意外に感じたとのが、部署ごとに見えない壁があったことです。
大学職員は、様々な部署を経験することが多いのですが、一度どこかの部署に配属されると、他の部署のことは気にしないひとが少なくありませんでした。
本来であれば、風通しの良く、活発に部署間でもコミュニケーションが行われた方が、仕事もスムーズに行くのではないかと思ったのですが、他の部署のことには気を向けないひとも少なくありませんでした。
それゆえに、部署間での不満などが起こっていたように思います。
広く浅く仕事をこなすことが多い
大学職員は、ひとつの部署で長く働くよりも、定期的に部署移動して仕事をすることが多いです。
経理を経験したひとが、総務に移動するということもあります。
これは、大学職員が各部署の仕事をある程度できるようにするのが、狙いの一つだと思われます。
学生からネガティブなイメージを持たれやすい
あとは、大学職員は学生からネガティブなイメージを持たれることが少なくありません。
雰囲気が暗い、横柄、親切ではない、というような悪いイメージを学生に持たれやすいのです。
なぜ、そういう悪い評判が立ちやすいのか、ひとつには職員と学生との関係不足があるでしょう。
職員は、どうしても目の前の仕事に追われてがちで、なかなか学生にまで注意を向けることができません。
また、学生の面倒は教員に任せるような意識があるのかもしれません。
そして、あまり学生と仲良くなることをよく思わない職員もいると思います。
なので、なかなか職員と学生とが交流する機会が多くないのです。
しかし、お客さんでもある学生に快適な学生生活を送ってもらうためには、職員からのサポートも必要だと思います。
こういう悪いイメージは、今後も学校運営していくためにも、払拭する必要があるでしょう。
あまり他人の仕事に興味を示さない
学生に対してだけではなく、やはり相手のことに関心を示さない職員の意識の低さも、人間関係を悪くさせる理由のひとつでしょう。
仕事もそうですが、人間関係をよくしたいならば、周囲との連携も大切です。
我関せずの意識がある
自分だけの業務に集中して、他の仕事は我関せずという職員も少なくありません。
それはそれで、自身の仕事に集中するのは良いのかもしれませんが、皆がお互いのことに気を配らず、自分のことばかりしていると、学校運営がうまくいかなくなる可能性があります。
時には、それぞれが考えを出し合い、方向性を決めていくことも必要です。
目の前の業務だけに目を配るのではなく、全体を見る視野も学校運営していくために必要でしょう。
野心があるひとはあまり見かけない
大学職員の方は、あまり野心家なひとは見かけない気がします。
それよりも、協調性を重んじるひとが多いと思います。
これは、理由のひとつに大学職員の仕事は、個人でするよりも部署内で共同して行う仕事が多いからかもしれません。
教授の顔色を伺うことが多い
また、いち大学職員よりも教授の方が権限があることがあります。
特に、主任教授の場合はさらに力を持っており、大学職員は顔色を伺いながら仕事をすることも少なくありません。
幹部の意向に従うしかない
学校組織は縦割りな関係があることもあり、幹部の意向に従うしかないこともあります。
そういう意味では、職場内の風通しはあまりよくないかもしれません。
どうしても、上からの指示をそのまま鵜呑みにして行動してしまいがちです。
奇抜なことをしようとすると、足を引っ張られる
また、仮に奇抜なことや今までにないことをしようとすると、足を引っ張るものもいます。
保守的な体勢が根強いので、なかなか新しいことは始めにくいのです。
無難に振る舞うにも一つの対策方法
大学職員の人間関係は、結構希薄であったり、また上からの圧力も強いので、与えられた仕事を無難にこなしていた方が、あまり波風立たないかもしれません。
しかし、ベンチャー思考やチャレンジ精神旺盛なひとから見ると、物足りなさを感じることもあるでしょう。
ストレスを抱えている大学職員も少なくない
個性を打ち消して仕事をしている職員は、ストレスを抱えていることも少なくありません。
常に上司や教授たちの顔色を伺いながら仕事をすると、相当なストレスがかかるでしょう。
大学内の人間関係は、必ずしも良くないことがあるので、ストレス発散するための息抜きも必要です。