大学職員から一般企業への転職は難しいのかについて、今回詳しく説明していきます。
大学職員から一般企業への転職は難しいのか?
個人的な経験も踏まえて、大学職員から一般企業への転職について、詳しくお話ししたいと思います。
元大学職員の私自身も、大学職員から全く違う業界の会社へ転職しました。
大学の仕事もストレスがたまる
大学職員の仕事は、すでに決められた仕事をルーティンワークでこなす作業が多く、自ら仕事を生み出すような作業はあまりありませんでした。
それよりも、教授や上司の顔色を伺いつつ、言われた通りの仕事をこなしていく方が多かったです。
また、人間関係も決して良好とは言えず、部署間でのすれ違いやパワハラなどもあり、結構ストレスがたまる仕事でもあります。
なので、大学職員をやめたいと思うひとも少なくありません。
大学の仕事では専門性がつきにくい?
ただし、大学職員の仕事は、専門的なスキルがつきにくいとも言われています。
様々な部署を経験し、浅く広く学びながら仕事をしていくため、なかなか専門的なスキルがつきにくいのかもしれません。
武器となる専門的なスキルがない分、転職市場では不利となる可能性もあります。
大学職員は事務職として見られやすい
また、大学職員は事務的な仕事も多いので、他業界のひとからは、どうしても事務職と見られがちです。
大学職員の仕事は、事務職と見られやすいので、転職市場ではあまりスキルがない人間として判断されてしまうこともあります。
なので、自分の強みを見出して、アピールすることが大事です。
働きたい業界・会社をよく選ぶ
転職活動を成功させるためには、働きたい業界や会社をよく選ぶことです。
次の職場を適当に決めてしまうと、またすぐやめたくなって、転職を繰り返してしまうかもしれません。
そうすると結構面倒なこともあるので、まずはしっかり働きたい業界や会社を調べて、選んでおくことです。
年収が下がる可能性もある
あとは、大学職員は他の仕事に比べても年収が高い傾向にあるので、他業界に転職をすることで、年収が下がってしまう可能性もあります。
その辺の兼ね合いも気にしておく必要があるかもしれません。
ただし、年収だけで仕事先を選ぼうとすると、限られてしまいますし、やりがいという面では不足に感じる可能性もあります。
なので、年収だけで見るのではなく、その仕事自体にある程度興味を持てるかについても、気にした方が良いかもしれません。
大手への中途採用は難易度が高い
転職活動では、大手思考のひともいるかもしれませんが、大手への転職は相当なスキルがないと採用されないこともあります。
特に、大学職員は事務職として見られやすく、あまりスキルがないと判断される可能性もあります。
大手への中途採用を希望するならば、採用面接を受ける前に、相当なスキルや経験が必要になるでしょう。
これまでの経験がどう生かせるか
大学職員としての経験が、今後どう生かせられるのか、客観的にアピールできることも大事です。
採用担当者は、大学職員を経験しているひとが、どういうスキルを持っているのか、懐疑的に見ることもあります。
なので、どういう経験をして、今後の仕事にも生かせられるのか、しっかりアピールすることが大事です。
キャリアアドバイザーに相談してみる
そうは言っても、なかなか自身の経験を見つめ直すのは、難しいかもしれません。
そこで、転職を考えているひとは、一度キャリアアドバイザーに相談してみることをおすすめします。
私自身も、大学職員から転職する際に、キャリアアドバイザーに相談して、自分の強みや弱みを知るきっかけにもなりました。
上記は、私も利用したことがあり、キャリアアドバイザーも付いている、おすすめの転職サイトです。
「転職したいけれども、どういう会社で働きたいか、まだわからない」という方もいるでしょう。
そういう方も、まずはキャリアアドバイザーに相談してみると良いでしょう。
相談して客観的に見てもらうことで、今後の方向性が見えてくる場合もあります。
周囲の意見に惑わされない
あとは、あまり周囲の意見に惑わされないことです。
周りは、「大学職員から一般企業への転職は難しい」など言ってくるかもしれません。
確かに難しい場合もあるかもしれませんが、不可能なわけではありません。
私自身、周りから色々言われつつも、転職活動を成功させてきました。
周囲のひとは、実際に経験したことがないにもかかわらず、憶測で言っているひとも多いので、あまり鵜呑みにしないことです。
諦めずに行動を続ける
転職活動を成功させたいならば、まずは行動に起こしてみることです。
そして、諦めずに行動し続けることが大事です。
動き続ければ、良い企業に巡り会え、仕事ができる可能性もあります。
色々探してみないことには、なかなか自分に合いそうな企業は見つかりません。
副業で自分でも稼ぐ力をつけておくと良い
これからの時代は、なかなか給料を上げるのも難しくなってくると思います。
なので、大学職員でも違う仕事でも、副業でお金を稼ぐことは必要になってくるでしょう。
特にこれから転職を考えている場合は、今のうちから副業を始めた方が良いと思います。
大学職員も決して安定しているわけではない
大学職員を辞めると、大学職員という肩書きが失われます。
結構、大学職員という肩書きは、業界を知らないひとからすると、ウケがよかったりします。
そういうある意味でのブランド力が使えなくなるのも、大学職員の仕事を辞めたときです。
ただ、大学職員という仕事も、今後は必ずしも安泰なわけではありません。
少子化が進んでいるので、学校経営自体も危うい可能性もあります。
また今現在、大学職員の仕事にやりがいを感じられていないのであれば、思い切って転職するのもありです。
ずるずるいつまでも悩んでいるだけでは、状況が解決しない可能性があります。
思い立ったら、まずは行動してみるのも良いでしょう。