大学職員を目指したいひともいるかもしれませんが、安易に大学職員を目指すのはおすすめしません。
安易に大学職員を選ばない方が良いよ
安易に大学職員の道を目指すと後悔するかもしれません。
今回は、見出しは語りかけ口調にして、大学職員の実態について、お伝えします。
大学職員の仕事も楽じゃないよ
まず、「大学職員の仕事は楽だ」と思っているかもしれませんが、全くそんなことはありません。
よくネットでも「大学職員の仕事は楽勝」という謳い文句を拝見しますが、騙されない方が良いです。
大学職員の仕事が辛くて、すぐ辞めるひともたくさんいます。
残業が多くて激務なこともあるよ
大学職員の仕事も、必ずしも定時で帰れるわけではありません。
部署によっては激務な場合もあり、毎日終電まで働くひともいます。
大学職員になったからといって、アフターファイブが楽しめるわけではありません。
実際に、大学職員の中には、あまりの激務で倒れて入院するひともいます。
なので、大学職員の仕事も甘く見ない方が良いです。
生徒から結構嫌われるよ
また、大学職員は生徒から結構嫌われます。
生徒には、「対応が悪い大学職員」に見えるようです。
生徒と職員の見方、考え方が違うので、なるべく頑張って仕事をしても、生徒から評価が得られないことが多いです。
教授から見下されるよ
また、実体験からも感じますが、結構教授から見下されることがあります。
教授の方も、頑張ってキャリアを積み、他人と競争しながら、教授のポジションを勝ち取ったひとたちであり、プライドが高いひとも多いです。
なので、教授の中には、
と考えているひとも少からずいます。確かに、報酬面で見ても、圧倒的に教授の方が多くもらっているのですが、プライドが高いがゆえか、結構職員は教授に見下されることがあります。
上司には歯向かえないよ
また、大学職員は縦社会の傾向が強く、上司にはなかなか歯向かうことができません。
やはり、学校という場所柄、「先生や上司=偉いひと」という空気感を感じます。
なので、たとえ理不尽なことを言われても、立場が上のひとには歯向かうことができません。
目立つと叩かれるよ
また、大学職員の中には、事なかれ主義や、横並び精神を持つひとも少なくなく、目立つと叩かれる傾向にあります。
私が実際に大学職員として働いて感じたのは、新たなことに挑戦するよりも、不効率でもこれまでのやり方を重んじることが多かったです。
大学という機関だからか、あまり自発的に挑戦しようとはしない感じがします。
「他の大学が動いてから、ようやく様子見して検討し出す」というベンチャーやチャレンジ精神旺盛な企業からすると、考えられないようなレスポンスの遅さを発揮します。
めちゃストレスだよ
学生からは嫌われ、教授からは見下され、上司からは無理やり本意ではない仕事をさせられるので、ひとによっては相当なストレスが溜まります。
特に、新しいことに挑戦したいひと、仕事を見つけて自発的に動きたいひとからしたら、耐えられないほどの圧迫感とストレスを抱えることになるかもしれません。
対して給料が高いわけではないよ
また、「大学職員は給料が良い」と言われることがありますが、個人的にはそうは思いません。
大学職員も一般企業と対して固定給は変わりません。
おそらく変わるとしたら、ボーナスではないでしょうか。
確かに、大学職員のボーナスは、年間で給料の5ヶ月分ほどもらえることもあるので、一般企業に比べたら多い方かもしれません。
ただし、ボーナスなので、いつ減らされるかわかりません。
将来も決して安泰なわけではないよ
事実、少子化により生徒も減ってきています。
生徒獲得がさらに難しくなる現在、将来も大学運営が安定して行われる保証はどこにもないわけです。
むしろ、大学であっても経営の縮小や閉鎖もされている時代なので、たとえ大学職員になれたとしても、仕事を失う可能性も十分にあります。
潰しが利かなくなるよ
それに、もし大学職員として働くと、
どんなに大学職員として、経理や人事など様々な仕事をしていたとしても、一般企業からは「いち事務職」として見られてしまうことがあります。
なので、「年齢を重ねても事務職しか経験していない」と見られてしまうと、なかなか他の企業へ転職するのも難しくなってしまうのです。
本当に大学で働きたいのか、よく考えた方が良いよ
以上のように、大学職員の仕事も決して楽ではなく、また必ずしも安泰なわけではありません。
ですから、本当に大学で働く気持ちがあるのか、よく自分自身に問うた方が良いです。
安易に大学職員の仕事を選ぶと、きっと後悔する
安易に大学職員になると、理想と現実との大きなギャップに、「こんなはずではなかった」と後悔するかもしれません。
しかし、後悔してからでは遅いかもしれず、嫌々仕事をすることになってしまう可能性もあります。
そうやって
ので、私は伝えたいのです。なので、本当に大学で働きたいのか、安易に考えていないか、よく自分自身で確かめてから、「大学職員への道に進むか」を考えた方が良いでしょう。