正直言って、大学内部はパワハラにまみれています。
なぜこれだけ、人を育てるべき教育現場で、平気で他人を傷つける言動に溢れているのか。
その理由を説明していきます。
大学内部はパワハラだらけ
本来、人を育てるべき学び場である、大学ですが、実際内部はかなり人間関係が悪化しています。
もはや、普通に仕事をすることもままならないほど、パワハラが横行しているのです。
上層部からのプレッシャーは強烈
大学では、上司からの相当なプレッシャーがあります。
特に教育現場では、縦社会の意識が強く、たとえ理不尽な要求でも、上司の指示は絶対で部下は歯向かえないのです。
立場を利用して、攻撃的な上司は、部下の職員に対して、かなり精神的なプレッシャーをかけてきます。
鬱になる大学職員
実際、かなりプレッシャーをかけられた職員は、精神的に病んでしまい、鬱になり、大学を辞めてしまうものもいます。
なぜパワハラは止まないのか
現代は、パワハラがかなり問題視されているにも関わらず、一向にして大学職員内部でのパワハラは止むことがありません。
ではなぜ、大学内部でパワハラが止まないのか。
それには、様々な要因があると思います。
縦社会が強く歯向かえない
まず、先ほどにも言いましたが、教育現場は先生と生徒という上下関係が強いためか、教授や役職のつく職員は、強い立場で部下に圧力をかけ言動しがちです。
大学内部では、上につくものが、立場や権力を誇示しがちだと思います。
部下の意見を聞くというより、「上の立場である自分たちの意見が正しい」と思い込みがちです。
つまり、大学組織内が、下の意見をあまり聞こうとしないのです。
自分たちの立場、権力が、誤った方向に進んでいると感じるときが、幾度もありました。
大学内部にある熾烈な競争ストレス
また、大学内部は熾烈な競争があります。
例えば、教授でも主任教授という立場の争いがあり、職員内にも役職を目指した争いがあります。
当然、そのような世界ではストレスが生じ、そのはけ口として、パワハラが使われることがあります。
つまり、パワハラを行うことで、自分たちの立場の強さを誇示しようとするのです。
部下を屈服させ、自分の立場を守ろうとします。
末端職員の代えはいくらでもいる
また、大学職員は外から見れば、「給料が安定した仕事」として、人気です。
なので、たとえパワハラで苦しみ、末端の職員が辞めたとしても、代えはいくらでもいるのです。
パワハラ上司はそれを知っているため、部下を平気で傷つける傾向にあります。
事実、パワハラ上司の元では、「部下が入っては辞め」を繰り返しています。
人材育成スキルが皆無
たとえ、パワハラで部下が辞めても、また新しい部下がすぐに入ってくるため、上司の人材育成スキルがなくとも、関係ないのです。
むしろ、パワハラ上司は「自分に育成スキルがある」と勘違いしています。
本当は無能上司なのが、部下がいつでも確保できるので、パワハラが続いてしまうのです。
大学という職場は、一般的な企業とは違って特殊で、たとえ無能な上司でも、組織は動いてしまうのです。
変化しようとしない体質
特に大学は、なかなか変化しようとしません。
旧態依然の流れに重きを置きます。
なので、たとえパワハラをするような上司がいようとも、なかなか組織の考えは変わらないのです。
むしろ、パワハラが起きても、組織として大きな問題がなければ、これまでと同じように動いてしまいます。
パワハラの事実を隠蔽しようとする
そして、パワハラの事実があっても、隠蔽しようとすることもあります。
特に、パワハラをする上司が、重役についている場合、大学全体で隠蔽したり、なかったようにすることがあります。
ニュースでも問題になりましたが、パワハラをした上司が同じ学校現場に戻る、ということもあります。
それだけ、一度強い立場につくと、学校内部では大きな力を手にすることがあり、下の人間が流れを変えるのは、なかなか難しいのです。
特に学校現場は、これまでの流れ、歴史を大事にする傾向があるため、一職員が変化を起こすのは、不可能に近いことです。
パワハラが横行する大学に夢を見るな!
このように、学校組織、大学が変化することは難しいので、パワハラが横行する大学には夢を見ないことです。
私は、大学内部にある、このような闇を知ってから、魅力を感じなくなり、大学職員を辞めました。
はっきり言って、大学に居続けることで、人生の貴重な時間を無駄にするだけですし、他の道を目指した方が、いくらでも成長できます。
もし今現在、大学内部の人間関係、パワハラ問題に苦しんでいるならば、別の道を目指すことも検討してみることです。
大学組織は、上層部の力が強すぎるので、一職員で変えることは、ほぼ不可能です。